加入しているCATVで月+1,000円で利用可能になったので、しばらく使ってみた感想など。
◆ 接続と画質
まずは工事当日の話から。前のSTBはD1端子でデッキに接続していたんですが、同じように接続しても映らない。工事のあんちゃんはD1には非対応とかいってさっさとあきらめ、「えー」となるも、マニュアルを読んでD端子の出力をD1に変更して繋ぎなおすとちゃんと映りました。見比べた感想としては、D1でははっきり読めるメニューの文字がアナログではちょっとつぶれる感じ。
あと、1個しかないD端子が、録画機器ではなくテレビ出力の方に割り当てられてるのはちょっと納得いかないんですが、時代の流れというやつでしょうか。
◆ チャンネル設定
地上デジタル、BS、CATVの3放送について、12チャンネル×3ページの36局の番組を「お好み」として登録でき、そのうち1ページ目がリモコンでチャンネルボタンを押したときに選曲されます。2ページ目、3ページ目はリモコンの蓋の下に隠れている「お好み選局」ボタンを押さないと選べないようになっていて、一見無意味ですが、番組表画面で重要な意味を持つのでちゃんと登録。
◆ 番組表
表示するチャンネルを「お好み」、「テレビ」、「ラジオ/データ」、「すべて」の4つから選べます。ここで「お好み」を選ぶと、先ほど設定した各放送最大36局分だけの番組表が登録順に表示されるようになるので、うまく並べてやるとかなり便利。1画面に表示するチャンネル数は3,5,7,9と選べるんですが、7とか9では文字数の関係でタイトルがわからないので使えるのは5ぐらいまで。あとは、番組のジャンル検索がなかなか使えて○。一方で、番組表をスクロールさせる際、ボタンを長押しすると勝手にスキップモード(?)になってバンバン飛ばされるのは個人的には×。
◆ 録画予約
「探して毎回」という、その名のとおり、同じ番組を探して毎回録画するという機能についていくつかのパターンで実験。まず、F1やラリーのような不定期番組。これはぜんぜん駄目。フリー走行や予選を毎回設定すると、日曜や翌週の再放送まで録画しようとした挙句、次戦は探しきれない。(再)付きは飛ばすとか工夫のほしいところ。次に毎週定期的にある番組。これは問題なし。なんかスペースコブラの再放送をやってるのを発見して思わず登録して視聴継続。最後に同じ話が週に数回放送されるパターンとして、アニメでテスト。当然同じ回をバンバン録画。これも話数とかで判定するか、探す条件を1日1回だけでなく、毎週同じ曜日だけとかに設定できるようにしてほしかった。
あと、録画予約の際、録画先としてHDDと外部出力の組み合わせが選択できるんですが、外部出力の設定をした予約が重なると、2番組同時録画ができなくなるという挙動で悲しい思いをしました。わかりにくいかもしれませんが、HDD+HDDや、HDD+(HDD&外部)という組み合わせはOKだけど、(HDD&外部)+(HDD&外部)という組み合わせだと、後からの予約が外部出力されないだけでなく、HDDにも録画されない。外部出力は1つなので、その信号がどちらか一方になるのはしょうがないんですが、HDDには録画して欲しかった。
◆ おすすめ番組機能
ようは学習機能なんですが、学習の条件に「番組の視聴」が含まれているため、電源をつけっぱなしにしていると誤学習しまくりで使い物にならない。できれば録画予約した番組だけを学習対象とするような設定が欲しかった。あと、おすすめマークのついた番組に対する除外学習もできるんですが、これの効力がいまいちわからない上、いったんメニューを消して、再表示させないと反映されないという挙動はいまいち。
◆ 外部録画
まずは連動録画についてですが、うちのRD-X3にはi.Linkなんてモダンなものは付いていないので、Irシステムを試すも玉砕。録画用ビデオ出力に予約した番組だけ出力するというモードがあれば、RD側の入力自動録画機能を使えるんですが、それもないので結局RDでも予約が必要という状況は変わらず。
次に、HDDに録画したものを再生しつつダビング。アナログ信号でもできない_| ̄|○ 説明書には「VHSビデオデッキなどのアナログ録画機器での録画はこれまでどおり可能です」とあるんですが、アナログ出力にはコピーガード信号のっけてません、という意味ではないらしい。要するにHDD録画したものをディスクに焼きたければごたごた言わずにDigaを買えということですか。このへんの各メーカの囲い込み戦略は最近露骨過ぎて嫌ですね。テレビや録画機器なんて、それこそメーカごとに得手不得手や癖があってそろえるなんて考えられないんですが、そういう人は少なくなったのかな。
◆ まとめ
とまあいろいろと細かな不満はあるものの、録画のしきい値が下がったのは確実で、ラリーの速報とかダーツの試合とかスーパーアグリ広報室(次週最終回ですね)とかゲームセンターCXあたりを録画して、ちょっとした空き時間に見られるようにはなったので、月+1000円ならじゅうぶん満足といったところです。
HDDメーカーの2.5インチHDDで、24時間連続稼動対応の物の型番を調べたのでメモ。昔は富士通しか出しておらず、それも一時期やめちゃってたと記憶してますが、ちょっと見ないうちにだいぶ充実していたようです。
メーカ | 品名 | 型番 | 容量 | Interface | rpm |
---|---|---|---|---|---|
HGST | Ultrastar C10K147 | HUC1014xxCSS300 | 147 / 73 | SAS | 10000 |
Travelstarシリーズ | Intended for low duty cycle, non mission-critical applications in PC, nearline, and consumer electronics environments, which vary from application to application | ||||
Travelstar 7K320 | HTE7232xxL9A300 | 320 / 250 / 160 / 120 | SATA 3Gb/s | 7200 | |
Travelstar E7K200 | HTE7220xxK9A300 | 200 / 160 / 120 | SATA 3Gb/s | 7200 | |
Travelstar E7K100 | HTE7210xxG9AT00 | 100 / 80 / 60 | ATA-7 | 7200 | |
HTE7210xxG9SA00 | SATA 1.5Gb/s | ||||
Travelstar E5K500 | HTE5450xxKTA300 | 500 / 400 | SATA 3 Gb/s | 5400 | |
Travelstar 5K320 | HTE5432xxL9A300 | 320 / 250 / 160 / 120 | SATA 3Gb/s | 5400 | |
Travelstar E5K250 | HTE5425xxK9A300 | 250 / 160 / 120 / 80 | SATA 3Gb/s | 5400 | |
Travelstar E5K160 | HTE5416xxJ9AT00 | 160 / 120 / 80 / 60 | ATA-7 | 5400 | |
HTE5416xxJ9AT00 | SATA 1.5Gb/s | ||||
CinemaStarシリーズ | Low duty cycle, non mission-critical applications requiring up to 20 percent read/write activity per power-on-hour in digital video and consumer electronics applications. Customer environments may vary from application to application. | ||||
CinemaStar C5K250 | HCC5425xxK9SA00 | 250 / 160 / 120 / 80 | SATA 1.5Gb/s | 5400 | |
CinemaStar C5K160 | HCC5416xxJ9SA00 | 160 / 80 | SATA 1.5Gb/s | 5400 | |
Endurastarシリーズ | Intended for less than 20 percent duty cycle industrial applications and other non mission critical applications. | ||||
Endurastar J4K50 and N4K50 | HE[JN]4250xxF9AT00 | 50 / 40 / 30 | ATA-6 | 4260 | |
Endurastar J4K30 and N4K30 | HE[JN]4230xxF9AT00 | 30 / 20 | ATA-5 | 4172 | |
富士通 | MHW2 BKシリーズ | MHW2xxxBK | 60 / 80 / 120 | ATA-8 / SATA 3Gb/s | 7200 |
MHY2 BSシリーズ | MHY2xxxBS | 40 / 60 / 80 / 100 / 120 / 160 / 200 | ATA-8 / SATA 1.5Gb/s | 5400 | |
東芝 | 無し? | ||||
Seagate | EE25.1 Series | ST9xx81[34]AM | 20 / 30 / 40 | ATA | 5400 |
EE25.2 Series | ST9xx81[78]AM | 30 / 40 / 60 / 80 | ATA | 5400 | |
ST9xx81[78]SM | SATA | ||||
WESTERN DIGITAL | 無し? |
ついでに、5インチベイ1段に2.5インチHDDを4台積めるドライブトレイも
DiracとDECAのやつは似てますが、奥行きがDirac 198.9mmに対しDECA 183mmと、少し短いようです。
サーバでRAID1に使っているHDDをsmartmontoolを使って監視しているんですが、数ヶ月連続稼動させると、ある日突然温度情報の更新がおかしくなるという現象に悩まされています。
図のWeek20〜21がその状態で、なぜか毎日朝5時前後だけ温度情報が更新され、その他の時間は変化しないというなんとも不思議な現象。で、こうなるとコールドリセットしないと回復しない。
ウォームリセットでは直らないあたり、ハード側の問題かなぁとか思うんですが、発生頻度が半年とかの単位なので、なかなか原因の切り分けが進みません。
HP ProLiant ML110 G4がRAIDモードでは動作しない件について、原因が分かったっぽいのでsend-pr。
HDDが返すシリアル番号の情報が16文字を超えている時に、MatrixRAIDのBIOSではその情報の最後の16文字分を使うのに対し、ataraidドライバでは、最初の16文字分を使っていたためでした。
で、たまたまProLiantとは別件でシリアル番号が下数桁を除いてまったく同じHDDを引き当て、どうやってもRAIDがうまく構築できないという問題に突き当たったので、まじめに調査したところ判明した次第。ProLiantの時はHDDの上位16桁内のシリアル番号が違っていたのでうまくいってたんですね。
ただ、送ったパッチが採用されるとMatrixRAIDを使って現在稼動中の一部のコンピュータで既存のar*ドライブが認識できなくなってしまう(少なくとも上記ProLiantは確実にそうなるはず)ので、もし採用されるとしても次のリリース以降とかになるかも。ソースを読む限りではFixit等からatacontrolを使って同じ構成のRAIDを構築しなおせば大丈夫そうですが。
人柱になりたい人用に、6.2-RELEASE-p11用のパッチをば。ダウンロードしたパッチを/sys/dev/ata/ata-raid.cに当てて使います。調べた範囲では、6.3, 7.0, 8.0-CURRENTでもパッチ周辺のソースには違いが無いようでした。
くれぐれも自己責任でお願いします。
消費電力の計測にはテスターとクランプメータ(とラインセパレータ)を使って計算する方法しか知らなかったのですが、サンワサプライからワットチェッカーという便利な製品が出ているのをいまさらながら発見。電圧、電流、電力(W)の他に、皮相電力(VA)や力率、積算電力量と積算時間まで測定可能という至れり尽くせりな機能。なんとなくサンワサプライとイメージが合わないなぁとか思ったのですが、計測技術研究所や大崎電気工業からまったく同じ製品が販売されているので、どこかのOEMっぽい。
ともあれ、仕事とかでも使えそうなので購入してさっそくサーバの消費電力測定。Core2Duoでメモリ1G、HDD2台積んでRAID1という構成のマシンで定常73W, unixbenchを実行した時のピークが97Wという結果でした。
思ったより電力食ってない?と思って去年の夏に引退させた先代サーバであるところのOpera Piccoloに火を入れて計測。えーと、ノーコメントということで…。まあRAID1でHDD2台だし、CPUクロックもメモリ容量も2倍だし。
- 七四 [先代サーバは消費電力はどの程度あったのですか?]
- hs [さすがに2年前なのですっかり忘れてしまいましたが、書き方からするにかなり少なかったかと。 ちなみに最近あそんでいるf..]