短波ラジオや電波望遠鏡、医療現場などで悪影響を及ぼすということで、あちこちで反対コメントの投稿呼びかけがあったわけですが、結局は変わらなかったようで。パブリックコメントを集める意味はあったのでしょうか。「集まった意見の数に改めて電力線通信への関心の高さを感じた」というコメントもなかなかすごいです。
今回募集されたパブリックコメントの趣旨とは違いますが、電力線通信って非現実的な気がしています。まず、短波ラジオの受信者からすると漏洩電波は単なるノイズですが、ある種の人達にしてみれば、それは遠距離で傍受可能な情報ということになります。そうすると、信号の暗号化は必須となるのですが、ネット家電のチップに通信暗号化機能を入れようとすると、コスト的にあわないんじゃないでしょうか。あと、集合住宅の場合、隣の部屋から自分の部屋の家電を操作されないようにするためには、ブレーカーのあたりにフィルタが必要になってくるでしょう。また、引込み線の先の電柱にモデムがつながれ、そこから先は光ファイバーみたいなモデル図を見ましたが、引き込み線って裸ないし裸に近い状態に見えるので、そこに針金を引っ掛けていたずらをするみたいなこともできそうです。
といった具合に、セキュリティを考えると、特に火気を扱う電化製品などとても怖くて使えないと思ってます。もし実用化されたら「電気ストーブで一酸化炭素中毒、隣人が不正操作」とか、「コンピュータウィルスが原因で部屋中水浸し」とかいう見出しが紙面を飾るようになったりして。
asahi.comの記事によると、新規上場した会社の株式の場合、どんな値を入力しても発注の取り消しができないようになっていたとの事。これはメーカーまで行くんじゃないでしょうか。
コルツ13連勝と聞いて、強烈な違和感を感じる私はかなりじじい?