無事たどり着きました.これはホテルの部屋で書いています.
ワシントンの到着時刻は11:00過ぎ,チェックインは15:00からだったため,その合間を使ってD.C.観光に.スミソニアンの航空宇宙博物館とNational Gallery of Art(以下NGoA)を駆け足で回ってきました.ちょうど行きの機内で「月をめざした二人の科学者」を読んだばかりだったので,アポロ計画関連の展示が充実していたのは非常に嬉しかったです.NGoAの方は同行した人(仮にボスとしましょう)の趣味だったのですが,展示してある絵がまる裸で,至近距離まで近づいて見られたのにはちょっと驚きました.一番印象に残ったのはレオナルド・ダ・ビンチ作の肖像画で,最初はふーんという感じで見ていたのですが,ボスに「もうちょっと近づいてよく見てみろ」と言われ,その通りにすると,髪の毛が1本1本ものすごく丁寧に書き込まれていました.そこまで細かく描写したダ・ビンチの力量もすごいですが,それが確認できるほど近づくことを許しているNGoAも偉いと思いました.
そうこうしているうちにチェックインできる時間も過ぎ,夕食として食べるフルーツ(2人とも24時間以上起きていたので食欲がなかったのです)を買い込みチェックイン.変な時間に寝ると後が大変と言うことで眠い目をこすりつつこの日記を書いています.
- taru-k [元気そうで何より。やはりラブラブ道中なのね…。]
会場のホテルは無線LANの環境を準備してくれていて,宿泊先より快適です.この日記は昨日のメモを見ながら,2日目のチュートリアルの休憩時間を使って書いています.
さて,今日から本番です.チュートリアルの1日目は「Logging & Security」という,UNIXとWindowsを跨いだ分散ログ取得&監視システムの構築についての講義を丸1日聞きました.複数サイトの管理者をやっているとどうしても膨大なログをどうするのかと言う問題に頭を悩まされるものですが,私の知っていること,知らないことを含めてたいへん示唆に富む話を聞くことが出来ました.チュートリアルの参加費用はかなり高かったのですが,明日もこういう調子ならその甲斐はあったかなという印象です.問題は私の聞き取り能力の方で,ちゃんと全部聞き取れれば完全に元が取れたのでしょうが...OptioSを使った「とりあえず録音しておいて後で聞きなおす」作戦も午前中の途中でバッテリーが切れてあえなく敗退してしまいました.
チュートリアルにはランチがつきました.メニューは黒豆とインディカ米(? 細長いお米でした)のチャーハンもどき,牛肉とピーマンの炒め物,小麦粉でできた丸くて薄いナンのようなものに野菜を巻いて食べるもの,オートミールのスープ,そしてデザートのケーキ.味については言いますまい.
夕食はD.C.の名物だと言うカニを食べに行きました.ロブスターをゆでたものとカニ(渡り蟹に近い)を半ダース,ロブスターは,身やはさみはなかなかいけましたが,味噌はダメでした.カニの方は季節ではないと言うことでボスは心配していましたが,身が詰まっていておいしかったです.食べ方の説明をする時にお姉さんが味噌のついた殻を当然のように捨てたので,どうかなと思いましたが,こちらは味噌もおいしかったです.
これまではさすがに慣れないということで私はナビだったのですが,今日は運転をしてみました.かなり慎重にことを進めたのと,道を良く知っているボスがナビだったため,街中での運転だったのにもかかわらず,そこそこ普通に出来ました.ボスの運転は右に寄りすぎでちょっと怖かった
2日目は「Hacking and Securing Web-based Applications」という,CGIなどを作るときに知っておくべきことというテーマでした.先日のセミナーと多少重なる部分はあったものの,仮想的なオンラインバンクのサーバなどを使って「こうすればこうなるよ」と物事の仕組みや脆弱性について実際にデモを見せてくれたので,かなり分かりやすかったです.また,プレゼンテーションで実際に使ったり,リファレンスに示されていたツール群はどれも強力で,ちょうどこういったツール探しを一度しないといけないかなぁと思っていたので非常に助かりました.思うに,日本人はスクリプトキディや彼らが使っているツールを馬鹿にして非常に甘く見ているか,もしくはそういうツールを使うのに後ろめたさを感じているのではないでしょうか.正直,私もつい最近まではそうだったのですが,ネットランナーを少し真面目に読んでからはちょっと認識を改め,今でもDonut PやNemuBarを愛用しています.便利な道具がせっかくあるのですから,それらを守りに使わない手はありません.
本日のランチは,トマトソースパスタ,揚げた白身魚にクリームソースをかけたもの,揚げた鶏肉のささみにトマトソースをかけたもの,サラダ,ミネストローネ,ケーキでした.白身魚が結構おいしかったです.晩はお店で買ったピタ(そう!昨日のランチで出たのもピタでした),ハム,サラダを部屋で食べました.食事の後はボスと熱い語らい:-).何を語ったのかは内緒です.
今日は駐車場料金節約のため,会場までの往復に地下鉄を使いました.滞在しているホテルから徒歩で10分ぐらいのところに駅があり,そこから会場までは1駅($1.20)です.まず,駅の入り口にあるエスカレータの勾配に驚かされました.あれは足を滑らせると一番下まで絶対に止まりませんし,エスカレータの長さも半端じゃありません.支払方法は紙に磁気テープが付いたものをJRと同様に改札を通すのですが,その切符自体はsuikaのようにお金をチャージして使った分だけ減っていくような仕組みでした.チャージ専用の券売機もあり,料金が不足したら追加でチャージできるようになっています.また,1回降りるごとに紙の部分に残り料金が印字されるのですが,パッと見10行分ほどのスペースしかなく,これがいっぱいになったらどうなるのか不思議でした.駅や電車は少し暗かったですが,落書きがあるわけでもなく,普通に乗れました.まだ料金が残っているので,残りの日程はこれで済ませることになりそうです.
今日からはテクニカルセッション(いわゆるカンファレンス)です.朝はカンファレンスのオープニングでアイデンティティ,評判,信頼とは何か? という題目で,O.J.シンプソン(元NFLプレイヤーで殺人の容疑をかけられたが無罪を勝ち取った)などを引き合いに出して,評判と信頼の相互作用についてのお話でした.その後は論文発表と招待公演,専門家への質問の3セッションに分かれます.午前中のセッションは論文発表を見ました.発表は3つでOpenSSLに対するタイミングアタックが,条件が揃えば普通のコンピュータでも2時間ぐらいでできるよ,というものでした.2番目は無線に対するDoSの方法と対策で,NAVとDeauthという2種類の攻撃法と,その対策についてでした.最後は色々なアプリケーションのキャッシュ等で利用されているハッシュテーブルをどうにかして(^^;,DoSが出来ますよ,という話でした.これらを聞いていると,論文の発表と言う雰囲気ではなく,お遊びがふんだんに入ったプレゼンテーションと言った感じです.午後の最初のセッションは招待公演の「Protecting the internet infrastructure」を見てみましたが,これはDDoSなどの説明から始まったので,どうって事ないのかなと油断していたら,後半さっぱり分からなくなりました.最後のセッションも招待公演の「An optimist groups for hope」を聞きました.発表者はド派手なシャツを着ていて,発表の進め方も予想通りでしたが,内容は結構真面目に最近の洗練されてきたmalwareからどうシステムを守るのかと言った話で,発表者はFreeBSDのjailの類をきちんと作るべきだという主張でした.
人気沸騰中の食のコーナーです.カンファレンスに入ると昼食は出ないので,会場を出てすぐのところにあるエスニック系のお店に入りました.私は牛肉とラムをバターで焼いたものを頼んだらソーセージが出てきました.あとライス(この辺が日本人).ボスは鶏肉の蒸し焼きに付け合せのついた料理を頼み,2人でシェアして食べました.ソーセージはちょっと癖が強くていまいち.鶏肉の方はおいしかったです.ライスは単体で食べるといまいちでしたが,ソーセージやチキンといっしょに食べると結構いけました.夜はgoogle主催の立食パーティがあったので,それで済ませることに.メニューはミートパイ,ホタテ(たぶん)の貝柱のフライ,軽くゆでたエビ,ローストビーフ,パスタ.ミートパイと貝柱のフライは美味,エビは大味,ロースとビーフはまあまあでした.ステージで配っていたTシャツと,テーブルに置いてあったメモ帳,ペンを入手.
- taru-k [なかなか豪勢なlunchですね。 次会うときにはAmerican sizeかしら...? googleのparty..]
ボスが体調を崩しました.深夜に吐いたりして今朝も体調が悪そうだったので,申し出て一人で行くことに.昨日地下鉄に乗った経験があったので特に問題ありませんでしたが,車に乗っていかなければならないケースだったら,絶対に無理でした.
上のようなトラブルがあったため最初のセッションに少し遅刻.これがつまづきの始まりでした.
朝一のセッションは「When policies collide: Will the copyright wars roll back the computer revolution?」という招待公演を選んだのですが,発表者がアウトラインのスライド1枚しか用意しておらず,あとはひたすら口でしゃべっていたため,いま何について話しているのかまったく分かりません.さらに私が予習時に内容を勘違いしていたのが混乱に拍車をかけ,映画や音楽などの著作権を中心とした話だったと気付いたのは質問コーナーになってからでした.どうも昨日まで,そこそこ聞き取れるじゃんと思っていたのは幻想だったようです.
午前の後半は「Physical security: the good, the bad, and thr ugly」という招待公演で,ドアの鍵はちゃんと考えたものを取り付けましょうね,と言った話でした.これはスライドがきちんと準備されていたのでそこそこ理解できましたが,細かい話や,説明しているものが良いのか悪いのかといった所がいまいち聞き取れなかったりして,聞いた意味が半減です.どうもこれまでは自分がある程度知っていて,評価のできる分野を選んでいたのでそこら辺を聞き取れなくてもなんとなく理解できていたようです.
午後の前半は「The Internet as the ultimate surveillance network」という招待公演を選択.午前の反省も踏まえて前から4列目に陣取り,メモとノートPC(とっさの辞書)を並べ,気合を入れて聞いたところ,今度はそれなりに理解できました.曰く,RFIDやE-911をWebバグの識別子のように使えばリアルワールドでも個人の追跡が可能だよ,ということで,実際に車のキーからIDを読み出すデモ等をやってくれました.この発表者が使っていたBUGNOSISと言うのがまた、ウェブページ内にあるWebバグを自動的に認識して警告を出してくれるといういかすツールでした.
午後の後半はパネルディスカッションのみで「Revisiting trusted computing」.会場に行くとボスが復活していました.ひどくならなくて良かったです.肝心の内容の方は,えーと,途中でGPLの話とかが出ていたような気がします.ごめんなさい,寝ました.
上のような状態なので,昼は当然一人です.ここでマクドナルドやスターバックスで済ませてしまうと,なんだか自分に負けたような気になりそうだったので,ホテルの中をうろうろしてサンドイッチショップを発見.ロースとビーフとチーズのサンドイッチ,今日のスープ(チキン),グレープフルーツジュースを注文.今日のスープは大ヒット,サンドイッチもかなりいけました.夜はUSENIX主催の立食パーティ.メニューはホットドッグ,ハンバーガー(材料が並んでいて,好きな組合せで作る),チーズ味の蒲鉾のようなもののフライ,ミートパイ(昨日とは違う),手羽の唐揚げ,スティックサラダ,タコスでした.味はどれも良くありませんでした.部屋についてからはお酒とおつまみでボスと熱い語らい:-).
- taru-k [ボス…googleにやられたんだろうか? 午後(夜?)には復活したみたいで、良かったですね。 私がその状況なら昼は..]
5日間の缶詰め生活も今日で最終日です.今日はボスも完全復活し,遅刻することなく会場にたどり着きました.朝一のセッションは「The internet is too secure already」という題目の招待公演にしました.ここでも再認識したのですが,どうやら今の私のレベルでは,人によってだいたい何を話しているのか分かる場合と何を話しているのかさっぱり分からない場合とに分かれるようで,今回は完全に後者でした.が,スライドがかなり良くまとめてあったため,話の流れにはなんとか付いていくことが出来ました.曰く,我々(開発者や管理者)の戦いは2勝1敗3分だ.2勝はSSLとSSHでこれらは安全で世の中に広まっている.3分はIPsec, S/MIME, そしてPKIXでこれらは安全だが難点があって十分には広まってはいない.さて,1敗と評価された,安全ではないが世の中に広まってしまったものは何でしょう?
午前の後半は「The case for assurance in security products」という招待公演にしました.開始前に壇上に立った人が,これまでのチュートリアルや招待公演でよいコメントを出しつづけていた人だったので,前の方に座って気合を入れていたら,案の定と言うかNSA(国家安全保障局)のtechnical directorでした.この国ではNSAのそれなりの立場の人が,2日目のチュートリアルのような一見いかがわしげなセッションに参加しているのです(確か会場で見ました).日本は大丈夫でしょうか? 公演の方は,しゃべりも聞き取りやすく,スライドもかなり凝っていて(途中でビデオ再生が2回入るほど)聞きごたえのある内容でした.テーマは概念的なものでしたが,これまでの言動から想像できたとおり「よくものを知っている」ことが公演のあちこちから感じ取れ,こういう人が国の中央機関にいるアメリカという国は,やはりこの分野の最先端を走っているのだなぁと妙に納得しました.
通常のセッションはここまでで,締めのセッションはWork-in-progress reportsです.最初はUSENIXの雰囲気を良く表しているジョーク報告でした.その後,司会者がわざとノートPCに水をこぼして「動かなくなった」と言うなり5mほど投げ捨てるというパフォーマンスで会場をクールダウンさせた後は,普通の説明に入りました.いくつか面白そうなものをピックアップすると,暗号化キーを自動生成してメールの安全なやり取りを可能にするシステム,信号の強度から無線LANに繋がっているPCの場所を割り出すシステム,DoSの監視報告.新種のワームの自動検知システム,ハニーポットを実現するデーモンなどがありました.最後に簡単な挨拶があって「来年サンディエゴで会いましょう」という締めの言葉で全日程が終了.
全体として,非常に得るものの多いカンファレンスでした.いわゆる学会然としたお堅い雰囲気ではなく,招待公演や,時には通常の論文発表でさえ発表の途中に横槍が入って議論が始まったりして,また,特に招待公演の方では他のセッションの公演者が紛れ込んではああでもないこうでもないとやり合っていた様は,今思えばすごい場面に居合わせていたのかもしれません.もう一点驚いたのは,全体的に企業からの参加者が多かったことです.特にチュートリアルセッションは,私が一番若いぐらいで,ほとんどが企業のセキュリティエンジニアもしくは担当者といった人たちばかりで,講師に具体的な質問をかわるがわる浴びせかけていました.日本ではやりかけの産・官・学の連携はかの国では既に実を結びつつあります.
今日の昼はボスも一緒だったので,またホテルの外に出て,「ブルース・リー」という中国料理店へ.入ってみるとファーストフード形式の簡易レストランで,ちょっとがっかりでした.ランチメニューからエビと野菜の何とかとEgg droppedスープを注文すると,八宝菜にライスがついたものと,おかゆのようなとろみのついた卵スープが出てきました.ライスは相変わらずご飯ではありませんでしたが,スープや八宝菜の味はまあまあでした.夜はホテル近くのスーパーで鶏の丸焼き,サラダ,フルーツの盛り合わせ,ベーグル,ビールを買って部屋で食べることに.調子に乗って買った鶏が日本のものよりかなり大きく,これだけで2人ともおなかいっぱいになってしまいました.鶏はなかなかの美味.サラダはサラダだったのですが,ブロッコリーやカリフラワーが生だったのにはビックリしました.フルーツはまるまる明日の朝に.水だと思って買ったボトルが実は炭酸水(ライム入り)だったのは失敗.これで思い出しましたが,3日目の昼食でペリエ(?)という炭酸水を飲み,これがなかなかおいしかったです.フランス(?)原産で地下から沸いている水に最初から炭酸が入っているんだそうです.そんなのもあるのですね.今日買った炭酸水は人工的に炭酸を入れたものであまりおいしくなかったです.
未読メールが約1000通...
無事帰ってきました.最後の2日間はより安いホテルに移動したのですが,そこからはダイアルアップですら繋げないという状況で,完全にネットの世界とは隔離されてしまいました.2日分の日記がノートの中に入っているのですが,とりあえず荷物を広げないと...
日本との時差と書くタイミングの関係で日記の日付が変になっていますが,最終日の分を以下にコピーしておきます.写真はそのうち.あと,固有名詞は完全なうろ覚えです.
今日は1日使って観光.The Mallに再び乗り込みました.写真をたくさん撮ったのですが今コピーするのはさすがに無理なので後ほど.今日の日程はお互いに興味のあるものを自分のペースで見て回ったほうがよいだろうと言うことで,待ち合わせの午後4時までは完全自由行動に.午前中はまずアメリカ歴史博物館のInformation ageを見てきました.モールスの通信装置からはじまり,Deepblue(チェスの世界チャンピョンに勝ったコンピュータ)で終わる展示は,途中にENIACの実物が飾ってあったりして,なかなか良かったです.地球の歩き方にはコンピュータを実際に触れるコーナーがあると書いてあったのですが,残念ながらありませんでした.それでもコモドール64やApple II,初代Macなども展示されていたので,かなり満足です.他の展示にも後ろ髪を引かれる思いでしたが,とにかく時間がないので歴史博物館はここまでとしました.
次に向かったのは国際スパイ博物館.この博物館はスミソニアン協会に加盟しておらず,有料と言うことでしたが,名前からして面白そうだったので行ってみることに.ところが,博物館の場所が少し離れていてなかなか見つかりません.しばらく歩き回った挙句,見つけたと思ったら,11時前だと言うのに,11時と12時分の当日入場券は売り切れでした.このまま諦めて自然歴史博物館に行こうかと悩みましたが,どうしても見ておきたかったので,とりあえず3時のチケットを買って最後に回ることにしました.
スパイ博物館を後にして向かったのは,自然歴史博物館ではなく航空宇宙博物館.実は,月の石を触るのを忘れていたのと,初日の時にはじっくり見て回れなかったので,このままでは後悔すると思い,今日ここをじっくり見ることは最初から決めていたのでした.肝心の月の石は正面入り口を入ってすぐのところにあります.灰色のざらざらした石を想像していたのですが,実物は黒く,やけにつるつるしていました.長いこと人が触り続けたため,こうなってしまったのかもしれません.次に向かったのは「なぜ物は飛ぶのか」という展示.これは簡易風洞などの実際に飛行原理に関係のある実験ができるような展示が並んでおり,全部触ってみたかったのですが,夏休みと言うこともあってどの実験モジュールにも子供が群がっており,ほとんど触れませんでした.次に向かったブースは名前を失念.天体観測に関する展示でガリレイの望遠鏡からハッブル望遠鏡に使われている鏡のバックアップまで,色々な展示がされていました.次は「宇宙への挑戦」(うろ覚え)宇宙服の展示からはじまり,ゴダードの時代のものから比較的最近のものまで,さまざまなロケットで使われたエンジンが展示されていました.次は2度目となるアポロ計画に関する展示.ここは前回も少しじっくり見て回ったので,見そこねた部分と,見た部分の写真撮りが目的.断っておきますが,スミソニアンでは基本的に写真撮影O.K.だそうです.2時間以上かけてまわり,とりあえずは満足できました.見学の後はショップでお土産の買物.宇宙食のスミソニアンエディションと,DVDを数本.あと自分用の服.そろそろ3時なので,NGoAで手荷物を預けてスパイ博物館へ.これは,本来こういう風に使うといけないのかもしれないのですが,ボスに会って車の鍵を借りるつもりが,宇宙食のいっぱい詰まったバッグが手荷物検査で「チェックルームに預けろ」と言われてしまい,結局ボスにも会えなかったので預けたままスパイ博物館に向かうことになったのでした.
さて,今日の本命の一つ,国際スパイ博物館です.3時少し前につきましたが,O.K.と言われたので入場.しかし入り口でしばらく待たされます.どうやら完全に入場人数をコントロールしているようです.10分ほど待たされた後ようやくエレベータで上に連れて行かれたかと思うと,順路は閉ざされ,部屋のあちこちに意味ありげな人物の簡単なプロフィールが貼り付けられています.案内人の話を聞くと,どうやら会場内の展示の中に,これらの人が隠れているので,一人だけ決めて,その人のプロフィールをよく覚えておけ,ということらしいです.とりあえず私は何とか(^^;ファルコン,21歳,女性,トラベルコーディネータ,目的地:コンゴ(自信なし),出発地:イタリア・ミラノ,滞在予定30日というのを覚えておきました.5分後に順路が開くとそこはシアターになっていて,イントロの上映が約4分.待たされたわけがここで判明しました.内容は良く分かりませんでした(^^;が,とにかく「おまえは狙われている.気をつけろ」と言った感じでした.ようやく普通の博物館らしくなって,最初の展示はスパイの道具箱.後は普通かなと思ったのですが,そんなことはありませんでした.次の部屋では1枚の写真と「スパイの活動(うろ覚え)」という展示,写真の中に4人のスパイがいるのでそれを探しましょう,といった感じの展示です.その他に街中にさりげなくつけられているサインを探すもの,雑木林の中で行われる情報交換用のアイテムを探すもの,そして街中にある監視カメラを探すものといった4つのシリーズが.その後ろでは,大きなスクリーンに映し出される光景から何かを見つけ出す注意力のテスト.これは列がすごかったので挫折.隣の部屋に移るとピッキングのテクニックについて解説するビデオがリピート再生されていました.シリンダの仕組みから実際のピッキングの様子がモザイク等一切無しで説明されており,たいへん勉強になりました:-).その部屋の壁には色々なピッキングの道具の展示もあります.と最初の二部屋だけでも非常に楽しかったのですが,ここで大きな問題が.待ち合わせは4時で,そこまで最低でも10分はかかるのですが,時間は既に3時半を回っています.それ以降の部屋でもコンピュータを使ったさまざまなテスト等が出来るようになっていたのですが,それらは泣く泣く諦め,とりあえず展示品だけ見て回ることに.色々なものに埋め込まれた無線機や武器,なぜか展示してあるベンツのボンドカー,小型カメラなど,たいへん興味深い展示の数々が前半に集中していました.ただ,後半になると,忍者の装束を着たマネキンや,中世やナチスの展示など歴史的なものが並んでいて,説明をじっくり読んでいる暇もなかったので,いったいあれがなんだったのかは結局謎のままです.それでも時間はまったく足りず,お土産やも泣く泣くスキップして待ち合わせ場所へ.あそこを満悦するには最低3時間は必要でしょう.でもスパイや彼らが使う小道具が好きな人には$13支払う価値はある場所だと思います.
預けていたバッグを取りに行ったりしたため,待ち合わせには5分ほど遅刻.車に乗ってタイソンズコーナー近くのエルメスへ.買物を頼まれたバッグを探すも結局分からず,ボスの携帯で国際電話(!)をかけて確認までして,結局売ってないことが判明.こんなことなら探さずになかったことにして,スミソニアンをもっとじっくり見ておくべきだったと少し後悔.実はエルメスには昨日も来たのですが,6時の閉店時間に間に合わなかったのでしょうがなく今日の変則日程になったのでした.スミソニアンを先にしたのは,車の場合早い時間に行かないと駐車できなくなってしまうためです.ホテルに帰るにはまだ早い時間なので,すぐそばのショッピングモールへ.ここは地球の歩き方にも載っている有名なモールで,膨大な数のお店が軒を並べています.とりあえずはモール内のレストランで食事を取り,その後腹ごなしもかねてモール内を散策.Discovery Channel Shopというのを発見し,いくつか欲しいDVDが会ったのですが,店員によるとたぶん日本では見られないということで諦めました.そのほかにはアップルのショップなどがありましたがいまいち.あとは女性が来るような店が多かったです.
しばらくふらふらした後,CVSというスーパーで水を買ってホテルに.これで全日程は終了です.部屋に帰って荷物をまとめ,後は明日の朝空港に向かうだけとなりました.
昼はとにかく博物館めぐりの時間を削りたくなかったので,航空宇宙博物館内のマックを5分で平らげ終了.味はマックです.夜はタイソンズコーナーのステーキショップで13oz.のサーロインセットを注文.ボスはビール,私はお気に入りのペリエを頼んだのですが売り切れでグレープフルーツジュースに.セットの内容はサラダとお肉(ライスはなし)というシンプルなものでしたが,サラダはちょっとしたボールぐらいのお皿に,お肉の付け合せは日本では見たことのないサイズのジャガイモにチーズをのせて焼いたものがまるまる1個分,肉も2人前ぐらいの大きさでした.サラダはおいしかったです.肉は味付けがまったくされておらず,始めは面食らいましたがテーブル備え付けの塩と胡椒で味をつけると結構いけました.日本のサーロインと違い油っけはほとんどありません.ボスに霜降りがあるのは日本ぐらいと言われて納得するやら物足りないやら.
ボスのおかげでもろにアメリカっぽい食事というのは1,2回で済ますことができたため,いろんな人に脅されていたほどひどい食生活ではありませんでした.特にレンタカーがあったおかげで,近くのスーパーで普通の食料品を買えたのが大きかったと思います.特に書きませんでしたが,朝はだいたいスーパーで買ってきたフルーツやベーグルというパターンだったため,下手をすると普段より豪華なぐらいでした.個人的にトップ3を上げると,カニ,googleディナー,ステーキといった順でしょうか.
ダラス空港での出国審査はかなり適当と言うか,ほとんどノーチェックでした.条件的には燃料満載ですし,ホワイトハウスに突っ込むにはもってこいの飛行機なのですが.無事帰国できることを祈るばかりです:-).というのをダラス空港の待ち時間に書いて,公衆電話からのダイアルアップに挑戦したのですが,どうもカード払いかアメリカ国内の他の番号にチャージするという形態でしか使えないらしく,挫折しました.
成田の関税は「どこから帰ってきたんですか?」「ワシントンD.C.です」で終わりました.
ボスのおかげで日本食が恋しいというほどではありませんでしたが,やはり帰国後最初の食事はご飯と味噌汁だろうと言うことで行きつけの定食屋に.美味.
11:43現在,私の席から30cmの距離にある外壁に削岩機で穴をあける作業が行われています.タマラン.
先週飛行機内で大活躍したMDR-NC11も気休めにしかなりません.そういえばこれについて書くのを忘れてました.いわゆるノイズキャンセリングヘッドホンというやつで,耳栓型なので,装着しただけで周囲の音がかなり押さえられます.上のURLを見てもらえば分かりますが,耳の穴に入れるタイプなので,一般の耳かけタイプのように引っ掛けているところが痛くなることもなく,先日の旅行では14時間席を立つとき以外はつけっぱなしで過ごしました.始めはPCのファンの音を低減できないものかと購入したのですが,中〜高音域にはあまり効果がなく,むしろ高域のホワイトノイズが付加されるような感じです.ただ,低音にはそれなりに聞いて,飛行機内のゴーという音は安眠できる程度に押さえられました.さすがに削岩機の音は無理なようですが:-).ランニングコストは単4電池1本で連続20時間は軽くもちます.電池が切れかけると効果が弱くなるように感じるのは気のせい??
中高域を通すのは,人から話しかけられた時に聞き逃さないようにとの配慮だと言う説明をどこかで読んだ気もしますが,高域はカットしてほしかった.お勧め度は微妙.私は耳の形が変なのか,これまでイヤホンで1時間以上連続して装着できるものに当たった試しがなかったのですが,そういう意味で普通のイヤホンとして結構満足しています.耳カスが付きやすいので,耳掃除をこまめにしようというプレッシャーにもなります:-).
お昼の間少し逃げようと思ったら,あちらもお昼に.ちょっとずらして静かなうちに作業を進めよう.
- taru-k [私も同じような経験をしました… http://www.on-sky.net/~kitahara/diary/inde..]
最近のマイブーム(って死語?)を見透かしたように,TAKARAから王立科学博物館第1展示場【月とその彼方】という玩具菓子が18日に発売されたというのを野尻ボードで知りました.これはもう買わないわけには行きません.さっそく近くのコンビニに出向いてちょっと大人(げない)買いをして4つ入手.「04 赤いロボット」2つ(悲)に「07 ライトスタッフ」,そして「09 フォン・ブラウンの夢」というシークレットアイテム(嬉)でした.フィギュアの他には「宇宙時代の科学ガム!」という見出しのチラシとそのガム,そしてフィギュアの解説が書かれたしおりが入っています.このしおり,A4サイズなのですが両面に細かい文字でフィギュアの解説やらコラムやらがぎっしり詰め込まれており,Newton(雑誌)の特集記事並みの分量です.この内容で280円なら安いもんでしょう.これでダブりの出ないシステムなら万々歳なのですが.
今週は商号調査したり,定款書いたり,ドメイン取ったりしてました.法務局で知らずにノートPC広げてたら,「本当は筆記用具以外使っちゃ駄目」と怒られたのにはげんなり.未だにそういう世界があるんですねぇ.
奇数列そうとう有利ですね.1,3,5(予選)が1,2,3(スタート直後)です.そんな中でもシュー兄やはりうまい.モントーヤの前に出たのは大きい.
小野選手と女の子はどうやって再会したのでしょうか?確か引っ越すとか言ってたような...
モントーヤピットストップでシュー兄を逆転.フェラーリどうした?
バリチェロ左リヤ吹っ飛ぶ.なんか今年は車がやばい壊れ方するシーンが多いような.
パニスミッショントラブル.残念.
シュー兄2回目ピットストップ失敗?なんか昔のフェラーリを見ているような.
アロンソ3回目トップで復帰.完走なるか!?
アロンソ史上最年少優勝.おめでとう!!
シュー兄とモントーヤ,キミの差がそれぞれ1ポイント.ラルフも14ポイント差なので,まだ可能性はあります.選手権の方はがぜん面白くなってきました.
「今日は自分の日じゃなかっただけ」と強がるシュー兄.マシンの何が問題なのかわかっていれば良いのですが,これが精一杯となると,ジリ貧は必死です.
BMI 3xの体を何とかすべく,ボーナスがでた頃から暇を見ては近くのお店やWebの散策をして気分を高めていたのですが,手ごろそうなモデルが売り切れてしまい,そのまましばらく購買意欲が減退していました.その後アメリカ行きの充実感で勢いを取り戻して検討を再開し「購入」ボタンをポチッと押したのが24日未明.そして本日注文した自転車が届きました.別売りのロック,ランプ,盗難補償をつけて4万ちょい.安物のママチャリにしなかったのはわが愛車と同等かそれ以上に「乗りたい」と思うようなものにしないと絶対に乗らなくなるから.
とりあえず3時間ほどかけてサドル,ハンドルの高さと角度,ブレーキレバーやライトの角度調整をした後,心配性ぶりを発揮してサドルだけ盗まれないよう,なぜか手元に持っているワイヤーをつかってフレームと結合.あとはノートパソコン用のクッション付きバッグを買えば完璧かな.
とりあえずこうして公表して自分を追い込むこともできたし(^^;,週に2日ぐらいから始めようと思います(弱っ).
今日も曇天ですが予報によれば雨は降らないということなので,さっそく自転車通勤.数百メートルで悲鳴をあげはじめるフトモモや,ちょっとした登り坂での急減速&ギア変更を余儀なくされるていたらくに,現在の体力を思い知らされました.もっと驚いたのは立ちコギでふらつくこと.「おまえはジーサンか!!」と思わず自分に突っ込み.一丘越えて,さらに丘の上にある高校に毎日自転車で通っていた頃の自分に戻りたい.
通勤の途中,結構スズメなどの鳥を見たのですが,人が近づくと飛んで逃げてしいます.警戒感が強いだけかもしれませんが,ちょっと寂しい.
- taru-k [気を付けて行ってきて下さい(まぁパイロットに行ったほうが良いんでしょうけど)。 現地からの報告UPを楽しみにしていま..]