バイナリものを実行してlibstdc++.so.5 が無いというエラーが出たら、compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3.i386 というパッケージをインストールしないといけないらしい。他にcompat-libstdc++-296-2.96-132.7.2.i386 、libstdc++-3.4.4-2.i386 、libstdc++-devel-3.4.4-2.i386 というパッケージもあって、どれにも「so.5」というキーワードが無いので、どれを入れてよいのか分からない。最終的には片っ端からインストールする羽目に。ちなみにあたりを引いたのは4番目。libstdc++で始まるものを探し当てて全滅し、compat-シリーズを古いものから試すという、必然とも言うべきパターン。
とりあえず「compat-」をプレフィックスにするのはやめて欲しかった。前述の通り「libstdc++」で始まるパッケージもあるため、始めぜんぜん気づきませんでした。
「ネットワークにお詳しいんですよね」
「はあ、まあそれなりには」
「そういえば、こんなネットワークご存知ですか」
「どんなのですか?」
「なんか、普通のとは違って1本の線を繋いで作るネットワークなんですよ」
「ほう」
「その途中に機器をぶら下げていくんです」
「ふむふむ」
「その途中に繋ぐ機器も良くできていて、自分宛の通信だけ受け取って、それ以外のものは素通しするんです。一種のフィルタ機能を備えてるんですよ」
「……へぇ、面白いですね」
「そうなんですよ。工場とかでセンサーを多数並べるときには線の引き回しとか効率よく出来て便利なんです」
「ああ、そういう場面では確かにそうかもしれませんね」
どうやら世界のどこかにはいまだにネズミにケーブルかじられてネットワーク全体が落ちたり、穴あけに失敗しただけで基幹ネット張りなおしというしゃれにならない事態を引き起こしたり(私じゃありませんよ)、終端抵抗の接触不良で謎の速度低下に見舞われたりしているネットワークが現存するらしい。
それとも、試された?