CanonのiP4500を共有化してMacBook Airからの印刷に成功したのでメモ。始めUbuntuでチャレンジして普通の印刷はできる所までは設定できたものの、CDラベル印刷ができなかったのでWindowsに戻してしまいました。
まず、Windowsマシンに接続されているプリンタを共有化します。コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」を開きます。
「共有の詳細設定の変更」をクリックして、「ファイルとプリンターの共有」を有効にします。
他の情報では「パスワード保護の共有」を無効にするような記述もありましたが、ファイルについてもパスワード保護が効かなくなりそうなので、ここでは有効のままにして共有化する方法をとります。
コントロールパネルに戻り「デバイスとプリンタ」からiP4500を選択してプリンタのプロパティを開き、「共有」タブでプリンタの共有を有効化します。共有名にスペースが入っているとトラブルの元なので、「iP4500」というシンプルな共有名にしてしまいます。
せっかくパスワード保護を有効にしていても管理者アカウントを使っていては残念なので、印刷用の一般アカウントを作成します。普段使いしている一般アカウントがあってもファイルが見えるようになってしまうとやはり残念なので、印刷専用アカウントを別途作るのをお勧めします。
コントロールパネルを開き「ユーザー アカウント」から「別のアカウントの管理」→「新しいアカウントの作成」と進み、標準アカウント("print"としました)を作成します。
アカウントを作ったらパスワードを設定します。
以上でWindows側の準備は完了です。
Canonが配布しているドライバはUSB接続を前提としているらしくうまく印刷できないので、Gutenprintのドライバを使います。ダウンロードページから最新のバージョン(これを書いている時点ではgutenprint-5.2.7)を選択して、dmgファイルをダウンロード、実行するとプリンタのドライバがインストールされます。
ドライバのインストールが完了したら、システム環境設定から「プリントとファックス」を開き、プリンタを追加します。下の画像の"MFC-8820J"というのはブラザーの複合機なので、今回の作業には関係ありません。
プリンタの追加ウィンドウが開いたら「詳細」アイコンをクリックして共有するプリンタの設定情報を入力します。 ;種類;:"Windows"を選択します。URL欄が自動的に"smb://"になります。 ;URL;:"smb://[WindowsマシンのIPアドレス]/[Windowsマシン上のプリンタ名]"とします。 ;名前;:MacBook Airで表示される名前です。自由に入力してください。
ここまでの入力が終わったら"ドライバ"欄で「プリンタソフトウェアを選択…」を選択します。するとダイアログが開くので"iP4500"で検索して、"Canon PIXIMA iP4500 - CUPS+Gutenprint ..."を選択します。ちなみに"PIXMA"は"PIXUS"の海外向けブランド名だそうです。
[追加]ボタンをクリックすると、プリンタが追加されます。
次に印刷テストも兼ねて認証情報の設定を行います。
[プリントキューを開く...]ボタンをクリックします。
メニューから「プリンタ」→「テストページをプリント」をクリックしてテストページを印刷します。
この時点では印刷されずに保留状態となるので、[再開]アイコンをクリックします。
すると認証ダイアログが開くので、Windowsで登録した印刷用アカウントのユーザ名とパスワードを入力し、「このパスワードをキーチェーンに保存」もチェックして[OK]ボタンをクリックします。
テストページが印刷されたら設定完了です。
プリンタ付属の「らくちんCDダイレクトプリント」はローカルマシン上のプリンタドライバを確認してキヤノン謹製のドライバがインストールされていなければ起動すらしないというステキ仕様なので、CDラベルの印刷はRemote Desktop ConnectionをMacBook Airにインストールし、Windows7マシンに接続してやってます。
うろ覚え且つ超手抜きですが、Ubuntuをプリントサーバとして共有する手順も書いておきます。
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