雑記

2000|01|
2003|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|
2007|01|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|09|11|
2009|02|03|05|06|07|08|10|11|12|
2010|01|03|04|05|06|07|08|09|10|
2011|05|06|09|10|
2012|03|07|09|12|
2013|01|02|04|05|07|08|10|11|
2014|04|05|08|10|12|
2015|01|05|
2016|09|

2011-06-19 [長年日記]

Googleマップナビ vs. KENWOOD DVZ−919TV

高速道路の休日特別割引最終日ということもあり、昨日車載したHTC Ariaの運用試験をしてみました。目的地は那須温泉の鹿の湯。対するカーナビは11年前発売、地図も6年前で止まってる物です。以下、Google マップナビは「マップナビ」、DVZ-919TVは「カーナビ」と書きます。

経路探索

マップナビの目的地音声入力の認識率がすばらしく、しばらく遊んでました。ただ、「鹿の湯」では岐阜県の同名温泉が出てきて、かつ修正できない。住所を(音声)入力して回避。カーナビには音声入力機能は無いので、キーワード入力。

マップナビでは探索時の経路オプションとして、「高速道路を使わない」、「有料道路を使わない」が選択可能。カーナビも「標準」、「別ルート」、「距離」、「一般道のみ」が選べるので、ほぼ互角。ただ、カーナビの地図には北関東自動車道が存在していないので、外環道経由の道しか出てこないのは仕方ないところ。

あと、マップナビでは通過点の編集や追加ができません。カーナビでは通過点に加えて高速を使う場合に出入りするICの変更もできるので、このあたりの機能はカーナビの方が充実してました。

通信

最初、ナビを無視してガソリンを入れに近所のスタンドに向かったらマップナビがハングアップ。その後、アプリやOSを再起動しても直らず、調べてみると無線とネットワークの設定の「モバイルネットワーク」が無効になってました。どうも、

  • 案内路から外れ、再探索する時にネットワークにアクセス
  • 通信がタイムアウト
  • OSがモバイルネットワーク全体が利用不可になったと判断して勝手に無効化
  • 再起動しても無効化された状態のまま

という現象が起きたらしいです。電波が弱い所で曲がる所を通過してしまうと怖いかも。

音声案内

細かな違いがありました。

  • カーナビは「この先、右(左)、○○方面です」と地名付きで案内するが、マップナビは「右(左)方向です」としか言わない
  • 音声案内のタイミングが違い、カーナビは「3km先、左です」と残り3.2kmぐらいのタイミングで案内を始めた所で、マップナビは「2km先、左です」と残り2kmを切った時に案内し始める。一般道でも同じ調子なので、地名入りの音声案内はマップナビの今の実装では無理っぽい。
  • 画面Off(電源ボタンちょい押し)でも案内し続ける。SAでトイレに向かっている時に「この先、右方向合流です」と言われてビビった。

表示

今日は薄曇りで時々日差しがあるような天気でしたが、電源管理ウィジェットで明るさを最大にすれば問題無しでした。電源管理ウィジェットはボタンを押すだけで3段階に明るさを切り替えられるので非常に便利ですね。

UIもよく練られていて、次のイベントまでの残り距離だけ大きな太字になってたりしているので、欲しい情報がまっさきに目に飛び込んでくる印象。あと、これは個人的な事情なのですが、モニタの位置が運転席右前とダッシュボード中央下なので、マップナビの位置の方が視線移動が少なく、前方を視界に入れたまま画面を見られる分、むしろ安全です。

マップナビは案内モードに入ると拡大・縮小はできないのかな。といっても標準の俯瞰ビューは見やすく、交差点や進入路では自動的に拡大されるので問題無いです。2D表示は無いのかと思っていたら、コンパスのマークを押すと切り替わるそうです。カーナビは2Dの北固定モードで使ってるんですが、できるのかな?ググってもよく分かりませんでした。

マップナビの渋滞情報はどこで見ても「この地域の渋滞情報はありません」にしかならないと思ったら、未対応でした。

あと、カーナビにあってマップナビに無く、ちょっと不便だと思った機能は、

  • ハイウェイモード:先3つのIC,SA,PAとそこまでの距離を表示
  • 交差点での信号の有無表示。前後に信号の無い交差点があったりする時に分かりやすい
  • 車線案内:どの車線を走っておくと良いか教えてくれる。首都高では必須の機能。
  • 到着予想時刻:ヘルプにはあるけど未実装?

経路の探索

近所の細かな道と、帰りをあえて郡山JCT経由にして高速での再探索も試しました。全体的な再探索のスピードはマップナビの方が速いんですが住宅街などでは逆に遅くなりました。おそらく、経路探索に使う道路の幅に制限を設けていないため、格子状のブロックに入ると組み合わせ爆発が起きているんじゃないかと。前に書いたハングアップも純粋に通信の問題というよりは、こちらのせいかも。もしかすると京都じゃ使い物にならなかったりして。

帰り道カーナビは白河IC、マップナビは鏡石PAを過ぎたあたりで折り返し誘導をあきらめました。これは両者とも距離で計算しているが、カーナビ側が北関東自動車道とスマートICの存在を知らないために、早々に外環道ルートをあきらめたんだと思われます。

精度

GPSの精度はマップナビの方が良かったです。ただし、マップナビはトンネルに入ると推定モードに入り、それなりにがんばってはいるけどどうしてもワープします。カーナビは車速も見ているのでずれません。一本道のトンネルはいいけどマップナビで首都高の案内は厳しそう。

地図

比較の余地は無いんですが、逆にマップナビの地図が細かすぎて、鹿の湯への入り口を勘違いしてとんでもない細道に突入。源泉だから最後はこんなもんかと勘違いして行き詰まり、100mほど崖沿いの1車幅の道をバックするはめに。

まとめ

マップナビは十分実用的で、Googleは地図の無料アップデートを続けると思われる以上、車速センサーなどのない後付けタイプのカーナビには本当に未来が無いかも。渋滞情報とかがいまだに利用可能になってないのは不思議ですが、逆に各メーカがやってるようなソーシャルな渋滞情報の共有をGoogleが始めたらVICSいらずにできそうな気もします。 一方で細かな機能では(11年前の)カーナビの方が行き届いているといった印象でした。逆に考えると、11年前のカーナビに機能的に追いついていないとも言え、地図さえ最新になれば今のカーナビで十分なんですが…。

余談

今回ナビの比較をして改めて思ったのですが、11年前のカーナビにふんだんに盛り込まれていた「おもてなし」の精神がAriaとの比較でいじった日本製Android端末に感じられなかったのは、ちょっと寂しいですね。日本メーカがんばれ!

----[green]