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2006-06-13 [長年日記]

UNIX陣営に忍び寄る危機

昨今、新しいサービスを立ち上げようとする場合、フルスクラッチなどという悠長な開発アプローチを取っている暇など無く、既存の技術を組み合わせていかに効率よくシステムを組み上げていくか、ということが大切になっています。私もご他聞に漏れず、何か思いついたときにその部品となるべき機能に関して利用可能な既存の技術があるかどうかサーベイするのですが、その結果にここのところ変化が生じています。

もともと、上記のような考え方はUNIX文化に古くから根付いていたもので、以前はそうした技術のサーベイでもUNIXでの実装がすぐに見つかっていたのですが、ここのところ、そうしたサーベイにWindows環境での実装が真っ先にヒットしたり、さらにはWindowsの実装しかないといったものが出始めています。ちょっと複雑なものやグラフィックに関連するものについては特にその傾向が強いようです。そうした結果に多少の違和感を覚えつつも、偶然かもしれないとさほど気にしていなかったのですが、折りしも「はてな,Webのスクリーンショットを作成/表示するサービスをRubyの分散オブジェクトとRuby on Railsの組み合わせで実現」という記事の

スクリーンショットを撮影するためにWebを巡回するサーバーには,Windowsマシンを2台使っている。撮影できるスクリーンショットは2台で毎分120枚,1日17万枚。舘野氏によると,最初はLinuxでスクリーンショットを撮ろうとしたが安定しなかったり遅かった。
というくだりを読んで、その傾向は着実に進行しつつあるという現実をあらためてはっきりと認識させられました。こういう裏方的な処理はUNIX系システムの独壇場だという幻想を抱いていたのですが、それはまさに幻想にすぎず、着実に侵食されつつあるようです。UNIX陣営は、こうした事実に危機感を持って早めに盛り返していかないと、いつのまにやら取り返しのつかない所まで事態が進行してしまうのではないかと、ちょっと心配です。