update.rb の説明を書くのに,サンプル用の画像を探していて気付いたのですが,フリーと称していながらけっこう条件の厳しいものが多いですね.具体例としてリンクとか張ると厄介そうなのでやめておきますが,いわゆる宣伝条項が付いていない物の方が珍しいという状況で(リンクウェアという言葉が流行っているらしい),さらに,再配布禁止とか,加工禁止となっているものが予想以上に多かったです.というよりむしろ,リンクウェア,商利用禁止,再配布禁止,(オプションで)加工禁止というのがセットになってパターン化していて,どうやらリンクサイトを通じてこのパターンが伝播しているような雰囲気です.ドキュメントに入れると再配布の可能性は十分にあるし,ウェブブラウザの表示を取り込んだ画面は明らかに加工だし,とかまじめっ子モードで考えると全く使えません.このページの他のコンテンツのように,私個人の問題に帰結するものであれば,ある程度は自己責任と割り切ってやっちゃうんですが...
結局,私が利用したい意味でのフリーな素材は見つけることが出来ませんでした.「フリー」の意味を利用規約で定義していたりと,厳密にはフリーじゃないということを自覚しているサイトは多かった(それすらも他のサイトの文言を訳も分からずコピーしたという可能性もありますが)ようなので,できれば,リンクウェアならリンクウェア素材集と名乗って欲しいものです.
P.S.
途中で,例のクライアントが参考にしていたサイトを発見.しっかりとリンクウェアになっていて,予想通りリンクが張られていません.利用条件なんて読んですらいないんだろうなぁ.注意したら「じゃあどうすればいいんですか?」って言われそうだなぁ.
高速道路の休日特別割引最終日ということもあり、昨日車載したHTC Ariaの運用試験をしてみました。目的地は那須温泉の鹿の湯。対するカーナビは11年前発売、地図も6年前で止まってる物です。以下、Google マップナビは「マップナビ」、DVZ-919TVは「カーナビ」と書きます。
マップナビの目的地音声入力の認識率がすばらしく、しばらく遊んでました。ただ、「鹿の湯」では岐阜県の同名温泉が出てきて、かつ修正できない。住所を(音声)入力して回避。カーナビには音声入力機能は無いので、キーワード入力。
マップナビでは探索時の経路オプションとして、「高速道路を使わない」、「有料道路を使わない」が選択可能。カーナビも「標準」、「別ルート」、「距離」、「一般道のみ」が選べるので、ほぼ互角。ただ、カーナビの地図には北関東自動車道が存在していないので、外環道経由の道しか出てこないのは仕方ないところ。
あと、マップナビでは通過点の編集や追加ができません。カーナビでは通過点に加えて高速を使う場合に出入りするICの変更もできるので、このあたりの機能はカーナビの方が充実してました。
最初、ナビを無視してガソリンを入れに近所のスタンドに向かったらマップナビがハングアップ。その後、アプリやOSを再起動しても直らず、調べてみると無線とネットワークの設定の「モバイルネットワーク」が無効になってました。どうも、
という現象が起きたらしいです。電波が弱い所で曲がる所を通過してしまうと怖いかも。
細かな違いがありました。
今日は薄曇りで時々日差しがあるような天気でしたが、電源管理ウィジェットで明るさを最大にすれば問題無しでした。電源管理ウィジェットはボタンを押すだけで3段階に明るさを切り替えられるので非常に便利ですね。
UIもよく練られていて、次のイベントまでの残り距離だけ大きな太字になってたりしているので、欲しい情報がまっさきに目に飛び込んでくる印象。あと、これは個人的な事情なのですが、モニタの位置が運転席右前とダッシュボード中央下なので、マップナビの位置の方が視線移動が少なく、前方を視界に入れたまま画面を見られる分、むしろ安全です。
マップナビは案内モードに入ると拡大・縮小はできないのかな。といっても標準の俯瞰ビューは見やすく、交差点や進入路では自動的に拡大されるので問題無いです。2D表示は無いのかと思っていたら、コンパスのマークを押すと切り替わるそうです。カーナビは2Dの北固定モードで使ってるんですが、できるのかな?ググってもよく分かりませんでした。
マップナビの渋滞情報はどこで見ても「この地域の渋滞情報はありません」にしかならないと思ったら、未対応でした。
あと、カーナビにあってマップナビに無く、ちょっと不便だと思った機能は、
近所の細かな道と、帰りをあえて郡山JCT経由にして高速での再探索も試しました。全体的な再探索のスピードはマップナビの方が速いんですが住宅街などでは逆に遅くなりました。おそらく、経路探索に使う道路の幅に制限を設けていないため、格子状のブロックに入ると組み合わせ爆発が起きているんじゃないかと。前に書いたハングアップも純粋に通信の問題というよりは、こちらのせいかも。もしかすると京都じゃ使い物にならなかったりして。
帰り道カーナビは白河IC、マップナビは鏡石PAを過ぎたあたりで折り返し誘導をあきらめました。これは両者とも距離で計算しているが、カーナビ側が北関東自動車道とスマートICの存在を知らないために、早々に外環道ルートをあきらめたんだと思われます。
GPSの精度はマップナビの方が良かったです。ただし、マップナビはトンネルに入ると推定モードに入り、それなりにがんばってはいるけどどうしてもワープします。カーナビは車速も見ているのでずれません。一本道のトンネルはいいけどマップナビで首都高の案内は厳しそう。
比較の余地は無いんですが、逆にマップナビの地図が細かすぎて、鹿の湯への入り口を勘違いしてとんでもない細道に突入。源泉だから最後はこんなもんかと勘違いして行き詰まり、100mほど崖沿いの1車幅の道をバックするはめに。
マップナビは十分実用的で、Googleは地図の無料アップデートを続けると思われる以上、車速センサーなどのない後付けタイプのカーナビには本当に未来が無いかも。渋滞情報とかがいまだに利用可能になってないのは不思議ですが、逆に各メーカがやってるようなソーシャルな渋滞情報の共有をGoogleが始めたらVICSいらずにできそうな気もします。 一方で細かな機能では(11年前の)カーナビの方が行き届いているといった印象でした。逆に考えると、11年前のカーナビに機能的に追いついていないとも言え、地図さえ最新になれば今のカーナビで十分なんですが…。
今回ナビの比較をして改めて思ったのですが、11年前のカーナビにふんだんに盛り込まれていた「おもてなし」の精神がAriaとの比較でいじった日本製Android端末に感じられなかったのは、ちょっと寂しいですね。日本メーカがんばれ!
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- taru-k [「適切にリンク張りますサービス」を立ち上げますか?]
- hs [いや,まじめに利用規定で分類した独自リンク集作ろうかと考えています.]
- taru-k [私の大漁シーンを収めた画像も公開されるのだろうか?(存在しないけど…)]